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2021.01.26

「2020年度 クリエイティブ・スタートアッププログラム 最終発表」レポート

12月24日、「クリエイティブ・スタートアッププログラム(全八回)の第八回目が開催されました。

本プログラムでは、スタートアップのフィールドでのデザイン・アートの重要性に着目し、美術大学ならではの人材の育成を目的としています。これまでレポートしてきた第一回、第四回では、主にピッチの役割と人への伝え方、そしてプロジェクトを具体化する為の実践等について考えました。

二ヶ月間、週に一度開催され、最後となるこの日は最終報告会が行われました。毎回オンラインとオフライン(鷹の台キャンパスの一室)を組み合わせてのプログラムでしたが、今回はオフラインでの参加も多く、プログラムを通して参加学生の表情も柔らかくなり、最初と比べて少し和気藹々とした空気を感じました。

最終報告会では、進捗状況を踏まえ、プロジェクトがどんな形となっているのか、「事業提案」「プロジェクト、活動提案」「コンセプト提案」という3つのブロックで、それぞれ定められた時間でのピッチを行なっていきます。ゲストとしてクリエイティブイノベーション学科教授の井口先生も迎え、更なる実践に向けてフィードバックを頂きます。

 

泣いて喜ぶ人は誰か

「事業提案」の3分間のプレゼンテーションに移ります。ここでは事業としての取り組みが具体的な形になりつつある2チームに発表してもらいます。

「内省」をコンセプトに掲げ、自己肯定感を高められる空間を提案している学生(クリエイティブリーダーシップコース 1年生)に対しての講評

このチームは第一回目の段階でかなり具体的に内容が決まっており、ポップアップの開催や、SNSの開設など、二ヶ月間実装に向けて突き進んでいる印象でした。

渡邉賢太郎さん(Mistletoe member、おせっかい社かける共同創業COO)

この先、投資家やスタッフなど、気持ちや能力が高い人材を巻き込んでいこうとすると、やっぱり目標の高さがどこにあるかが気になってきますよね。

例えば端的に事業として売上げが高いという事や、あるいはターゲットに当たるような人が推定どれくらいいるのかというような事、そして2030年までにどんな事をするとか、具体的な数値と期限を決めてしまえば目標設定ができます。それありきでやる必要はないけれど、目標を理想として語っていくと、興味を持った人が自分の能力などと照らし合わせて関わりやすくなるんじゃないかと思います。

井口博美 先生(造形構想学部 クリエイティブイノベーション学科教授)

すごく良かったのは、自らの体験、内発型なアプローチでコンセプトまで行きついているところです。その上で、「内省」というワードがあまりにストレートで素直すぎると思います。ニーズは必ずあるし、コンセプト的には正しいけれども、正しいだけで人が集まってくるかというところも考えてみてください。ネーミングはもう一度考えてみてもいいかなと思います。

空き家をギャラリーにするプロジェクトを提案している学生(クリエイティブイノベーション学科 2年生)に対しての講評

空き家問題に着目したプロジェクトという点は一貫しながらも、実験を繰り返しては内容を何度も練り直し、毎回プレゼン内容がガラリと変わっていたのがこのチームでした。

山﨑和彦 先生(造形構想学部 クリエイティブイノベーション学科教授)

ここのチームは最初の段階から計画内容がどんどん変わっていって、その小さな実験の積み重ねがここまでの成果に繋がったんだと思います。空き家のオーナー側のことも考えられているし、ギャラリーにする作業自体を楽しくしていたのも良かったのですが、それをこのあとどのように楽しい空間にしていくかというのは未知数なので、そこも考えてもらえるといいかなと思います。

渡邉さん

この事業が社会に実装されたとき、あってもいいけどなくてもいいものか、こんなのが欲しかったと言われるものかでいうと、後者の方が広まりやすいですよね。特に事業ではなく、ムーブメント作り、ある種のアートパフォーマンスとしてやるならばなおのこと、有無を言わさない、理屈を超えた共感がないと広がりません。

困っていた人が喜ぶということだけでなく、とにかく感動する、とにかく美しい、とにかく美味しいと感じて、泣いて喜んでくれる人は誰か、誰がうちでやってくれと言ってくれるか、考えながら仮説検証をやってもらえると、もっと磨かれるかなと思います。

 

肌感を伝える

次に「プロジェクト、活動提案」として、人を巻き込む事業というよりも個々の取り組みとして活動している3チームに発表してもらいます。

駄菓子屋のようにアートを売るユニットとして活動している学生(大学院 造形研究科 美術専攻油絵コース 2年生)に対しての講評

このチームは、自身の作品を扱うアートの分野での実践を二ヶ月間続けており、今回はプロモーションのような映像も併せて発表してくれました。

渡邉さん

批評性のようなものをどこまで意識してやっていくかは気になります。プレゼンの中身だと、二人とも人当たりも良く、変に尖ったところを見せようとはしていないと思うんですけど、それが故に、すごいことを問いかけているのにそれが伝わらず、安っぽいものを安っぽく売ってる人達みたいに見られると勿体無いという気はしました。もし批評性というものを大事にしたいと思っていたら、それを伝えられるといいかなと思います。

井口先生

駄菓子屋のリサーチが足りていないと思います。なんとなく芸祭のフリマのように見えるのは、売り場としてのイメージが勝ってしまってるんですよね。子供が夢中になれる世界観をどう空間に盛り込むかというところから見れば、密度感、楽しさを表現するようなものはまだ見えていないと思います。

一つのバロメーターは、今はコロナだから厳しいかもしれないけど、子どもを呼んできて、群がるような高密度感が生まれるか、子供が目を輝かせるかというようなことで、試してみればいいと思います。

カメラにご自身のその黒マスクと、髪のカラーと、そのジャケットの存在感を見せてみてください。(とてもサイケでカラフルでした!)その勢いで行って欲しい。君たちのセンスの中にあるから、そういうことを子どもが夢中になれるところに翻訳して、どれだけエキサイティングな場を作れるか、それが駄菓子屋が持っている、すごくエネルギッシュなパワーだと思うので、そこをしっかり押さえてください。

山﨑先生

僕にとってはこのチームの活動は楽しみになっていて、このプレゼンテーション自体が一つの作品という捉え方をしながら試行錯誤をしていますが、確実に見せて欲しいのは、買ったものをどんな風に楽しんでいくんだろうかというところです。今は売るところしか見せてないんですよね。

そういう点で2人の考えているストーリーを聞きたいし、更にこの先どんな世界を想像しているのかを見せてほしいと思っています。そうするともっとアドバイスできることも増えるのかなと思います。是非続けてください。

二次元のキャラクター達を通してメンタルを重視しながら、イラストを描きたい人のスキルアップを応援するサービスを提案している学生(クリエイティブイノベーション学科 2年生)に対しての講評

このチームの内容も最初の段階から一貫しており、人の目を気にして描き続けられないユーザーの気持ちに寄り添いながら、α版β版といったサービスの実施をこの二ヶ月間繰り返していました。

渡邉さん

創作そのものに傷ついたり、恐れを感じているというユーザーへのアプローチなので、これはクリエイティブだけではなく、日本社会の根底にある問題ですよね。誰かに評価されるものを作らなければと思っているが故に、ただ作りたい、描きたい、ただやってみたいということができない、結局踏み出しもできないという事が、起業家においてもあります。

そういう意味ではすごく深い、本質的な問題に、絵を描くという領域からアプローチをかけているなと見ています。これは必要とされていく仕事の領域だと思うので、是非実装していってほしいと思っています。

一つだけ明らかにしていって頂きたいのは、数字です。この数字を見せられたら、応援しないわけにはいかないという数字を出せるともっといいなと思います。例えば水面下のクリエイターがどれぐらいいて、どれほど苦しんでいるのかが、肌感がない人間にも伝わるといいですね。これが必要だという事が判る数字がどこかにあるはずなので、それをプレゼンの中に付け加えると、グッと引き込まれる要素が増えていくと思います。 

井口先生

まだ成功していないアーティストに日が当たるようにというプログラムにもなると思うんですけど、だったら、アングラな、水面下に眠っているアートや、可能性のある作品を、どう仕入れるかということを考えてもいいんじゃないかと思いました。

渡邉さんから「肌感」という話も出たけど、アートの楽しさや素晴らしさを伝えるには必ずしも、言語や数字だけじゃないような、肌感に近いようなことで発掘するのが、今美大に身を置いている学生だったらできるんじゃないかなと思います。

例えば美大生は、授業中とかちょっと暇だとすぐ落書きをする。その落書きの中から、表には出ないんだけど、言わんとする表現力とか、味のある絵がいっぱいみて取れたりしますよね。そういうことを研究対象にして肌感を掴むとか。

それをどう伝えたらいいのかというところで、数字や言葉が生きてくる。少なくともそういうことを地道にやることで、自分たちがしようとしていることへのボキャブラリーを増やすことにも繋がると思うので、無駄を恐れずやってみてほしいです。

山﨑先生

あなた自身がある意味ではプラットフォームですよね。プラットフォームをつくるということが、本当に楽しいのならいいんだけど、あなた自身のクリエイティブはどこに行くのかなとは思っています。

プラットフォーム作り自体がそれならいいんだけど、あなた自身の表現としてやりたいことが有るのか無いのか、そこはもっと表してもいい気はしています。これから進めていく上での原動力なり、違うステップになるかもしれないので、そこはご自身で振り返ってみてください。

知らない誰かに刺繍付きの手紙を送るワークショップ型のプロジェクトを提案した学生(芸術文化学科 3年生)に対しての講評

このチームは始め、特定の地域へのアプローチとして人々の交流の場作りを考案していました。コンテンツとプラットフォームの狭間で自問自答を繰り返して様々な実験を繰り返し、変化を続けてきていた印象でした。

渡邉さん

こういう取り組みでは、ざっくり3年間ずっと続けられるかということが鍵になってくると思うんですよね。3年間このテーマでやり続けられれば、そこに一つの旗が立つので、そうするとメディアが乗ってきて、広がりを見せ始めたりします。極端な話、休日だけ自分で開催していくということでもいいんです。それをログに残して続けていけば、この領域の第一人者になれますね。

なので、もしお金を稼ぐという事を乗せていないし、乗せたくないのであれば、そういう発想も持っていくという方法もあると思っています。

学生

もしお金を回す仕組みを付け足すとしたら、どのような形がいいのでしょうか。

渡邉さん

僕はお金の源泉は信頼関係だと思っているんですけど、やっぱり人間の関係性や信頼関係って、キャッシュを介してしまった瞬間、信頼関係をお金に換算してしまうんです。逆にいうと、信頼関係を持たせようと思ったらお金を介しちゃいけないんですよね。すごくシンプルにいうとですけど。

そういう意味では、繋がりを作る系のものはどうしてもジレンマがあって、共助とか、互助という言葉で言いますけど、give and take という関係じゃなく、お互いが自然にgiveだけしていって成り立っていくというコミュニティがいいんだと思うんです。

今回のでいうと、ワークショップそのものではお金を取らないけどカフェの集客をしているとも取れるから、例えばポップアップを試して、飲食代は全てカフェに入るから数割もらうとか、そこはもっと考えないといけないですね。

 

時代というレイヤーからの視点

続いて「コンセプト提案」として、7つのチームに1分間ピッチをしていただきました。皆さんそれぞれの進め方で、最初からある想いは大切にしながらも少しずつ変化しながら検証を続けていた印象でした。

渡邉さん

今プレゼンをしてくれた7チームの皆さん全員に言えることですが、問題意識、働きかけようとしていることはすごくセンスがいいと思っているんです。裏を返せば、ソリューションの仮説をちゃんと提示できれば、多くの人たちが巻き込まれていく可能性が大きく広がっていくということでもあるんです。

その上で、僕らは事業を「WHY」「HOW」「WHAT」の3レイヤーで見ています。

「WHAT」は具体的にどういうものをどういう形で提供していくのか。「HOW」は、提供する裏方である戦略や組織の作り方。そして「WHY」は、私自身にとって、社会にとって、そもそも何故それをやるのかということです。この「WHY」への問いかけが全体的に甘いと思っています。

理由として考えられるのは、手を動かして美しいものを作れるからということと、もう一つは、あまりに自明のことすぎて「WHY」を言えていないということ。おそらくこの二つが皆さんに影響しているんじゃないかと思っています。

皆さんのやろうとしていることは、今の社会の仕組みの中で本質的に評価され得ないものなんです。それに対するアンチテーゼを定義しようとしたら、そもそも今の世界観とは違う別の世界観でやっていることの意味づけをしてあげないと、伝わらないんです。

それをする気があれば、30年後の社会にとってどんな意味がある取り組みなのかという説明もできるように意識して欲しいと思っています。

 

情熱と信念を持てているか

以上で12組の発表が終了となりました。

最後に全体講評として各3名の先生、講師からコメントをいただきます。

井口先生

まず、スタートアップってそうそう成功するものではないんです。ほとんどの人が失敗する。でもチャレンジしないといけない。そういう心構えが必要で、一番大切なのは、ビジネスプランやモデルを作るということではなく、情熱、信念、これを絶対にやり遂げるんだという気持ちをどれだけ強く持てるかということだと思うんですよね。

最初から有名になりたいとか一発当てたいというような邪心があると歪むと思うんです。だからそこは純粋に自分の気持ちと向き合ってテーマやコンセプトを考えて欲しいです。成功するか否か以前に、それが面白いかどうか、あるいは自分が考えたことが素直に表現できているかどうかが、クリエイティブな視点としては重要なんじゃないかと思います。

それに気づくと検証の仕方も変わってくると思います。用意周到に「検証しました」というような、完成の為にみんなから賛同を得られるエビデンスをとることだけじゃなく、賛成してくれる人もいるけど、明確に反対の人もいるかということにも目を向けてみてください。

賛否が明確に分かれるということは、自分の考えたコンセプトが明確に伝わっているということですよね。コンセプトがあやふやな状態でいくらみんなが賛同してくれたという明確な数字が上がっても、本当に心の底から賛同してくれているかどうかなんて分かりませんよね。

だから議論を巻き起こすことがまずスタートアップには必要だという割り切りさえできれば、コンセプトがどの程度通じるかというところを考えてみてもいいんじゃないかなと思います。

渡邉さん

井口先生の仰っていたことと共通する部分もあると思うんですけど、成功させようとか、上手くやろうとすると、例外なく面白くなくなるんです。あまりこれは一般論としては使えないんですけど、僕らMistletoeだけでいうと、「正直これどうなるか分からないけど、行き着いたら凄いことになるぞ」というものにしか張らないんですよね。

逆説なんですけど、ゴールが見えてそれに対する精度が高いものほど、スタートアップとしては投資が集まらないんです。コロンブスとかヴァスコ・ダ・ガマとかの時代に、あっちの方に行ったら世界一周できるとか、黄金の国があるらしいぜみたいな。荒唐無稽じゃないですか。このプログラムの出口としては、答えがないところに船出するための頑強な舟さえ持ってこれれば、それで良いわけです。

今日まで考えてきたことをベースにして、ゼロから問い直してみてもいいと思っています。それを自然にやる機会が出てくるものなんですよね。本当にこれすごいなというスタートアップなんて3年くらい助走期間があったりするので、そういう意味で皆さんまだ2ヶ月ちょっとしか走っていないので、全然始まったばかりなんです。

常に仮設段階と思って、より良く、より面白くしていけるはずだと思いながら進められるといいし、それがこれからの時代、結果として、人とモノとカネと情報を、集約していくスタートアップとしての適性になっていきます。

その先に、結果が出る人もいるし出ない人もいるけど、少なくとも冒険してきたという意味では、僕らとしては最大の賛辞を贈りたいと思いますし、皆さんが冒険し続ける限り応援し続けるというのは僕の生き甲斐なので、そういう生き方をされるのであれば、ぜひこれからもよろしくお願いします。

山﨑先生

このプログラムは、僕らがみんなと何か面白いことができないかと思ってやってるんですよね。そういう意味で、課題で提出したら終わりではなく、今日が出発点と考えて、まだまだ続けて行きたいなというのが僕の意識です。これ自体も実験で、一つのスタートアップみたいなものだと僕は思っていて、そういう意味ですごく面白いチャレンジをムサビで始めることができて良かったです。

一応今日は締めなので、もう一度僕がこのプログラムの最初に言ったことを思い出してみて欲しいと思っています。

一つは、ビジネスっていうのは、繋がりを作っていくということ。繋がりを作っていくことは、共感を作っていくということ。じゃあ誰に共感してもらうかというと、自分と一緒に進めてくれる仲間、それからサービス、プロダクトを使ってくれる人、その周りの人たちだという話。

それと、「大きな妄想」を持って欲しいということ。目の前の小さなことじゃなく、みんながその先にどんなところまで行ってしまいたいかという妄想に、僕らは興味を持っているので、それは常に忘れないで欲しいと思っています。

そして「小さな実験」を繰り返すということ。これは皆さん実行してくれたので、素晴らしいなと思っていて、それを続けることが皆さんのやりたいことに繋がってくるということが分かれば、もうあとは進めるだけですよね。

やっぱり足りないところは、提案の仕方。どれだけ共感を得られるかというところは、やっぱり大事な部分で、そこも皆さんのクリエイティブな部分をさらに発揮して頂ければいいなと思っております。今日までありがとうございました。

 

まとめ

今回、12組のプレゼンテーションを聞きながら改めて思ったことは、やはり伝えることの難しさでした。このプログラム全体を通して常に課題として意識されていましたが、厳選された言葉で率直に表せていた人は、次のステップへの移行のテンポが比較的早かったように感じます。

また、常にクリエイティブな環境にいる美大生にとって、生み出すことへの戸惑いはほとんど無いものの、社会との繋がりを考え人を巻き込んでいくシステムを作るという、言わば目にみえない創造は、あまり無い体験だったと思います。しかし、自身のクリエイティビティを発揮して生きていく術を考えることは美大生の多くが必ずぶち当たる壁で、そういった意味でも選択肢を増やす時間となったのではないでしょうか。

私個人の感覚としては、社会で実績を積み、多くの場を踏んできた方々にお話を聞くのは、自分の足りていない部分を目の当たりにするという意味では、かなり勇気のいる事のように感じますが、そうして立ち向かう経験を積めることもこのプログラムの旨みだと感じます。

スタートアップの考え方は、お金儲けとすればそれまでですが、あくまで人間的、情熱的なアプローチという点においても、個人の人間関係や人生観にも共通する重要な道筋の一つとなりそうです。特に今回の渡邉さんの、「お互いが自然にgiveする関係でしか信頼関係は成立しない」という言葉には、愛の存在すら感じ、一見「ビジネス」という言葉からは連想できないような、全くかけ離れた場所にありそうな考え方を知ることができ、純粋に嬉しく思いました。

全三回のレポートを通し、ビジネスの場でも個人でも、俯瞰して大きくフィールドを広げた中にいる自分と、等身大の素直な気持ちをよく観察することで、行動可能な範囲とやりたいことの接地点が見えやすくなったり、新たな道を作るヒントを自ずから生み出すことができると知り、私自身も勇気づけられました。

このプログラムは次年度も実施され、継続していくようです。「大きな妄想」のある人は是非参加してみてください。ありがとうございました。


text : 大西 裕菜

報告書

2020年度クリエイティブ・スタートアッププログラム報告書
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