正解がない「厄介な問題」の時代、これまでに変わる新しい教育が求められています。

このとき、必要となる「自分ならではの視点の獲得」、「試しながら考えるアプローチ」といった力は、武蔵野美術大学が90年行ってきたアート教育、デザイン教育で培ってきたものであり、初等中等教育から社会人のリカレント教育双方に対して可能性を秘めています。

このたび、本学では、戦略的イノベーション創造プログラム（SIP）「ポストコロナ時代の学び方・働き方を実現するプラットフォームの構築」の一貫として、アート・デザインを学んだ当事者が実際に学びをデザインした事例をもとに、これからの学びの可能性を考えるシンポジウムを開催します。

本学造形構想学部クリエイティブイノベーション学科の学生自身による新しい学びのデザイン、教育実習生と美大生が協働することによって起こる態度変容の研究、現役サービスデザイナーによる小学生向け教育の実践といった新しい試みを紹介しながら、創造性教育の実践者と共にこれからの教育の論点を探ります。

「プロジェクト発表」「パネルディスカッション①・②」の２部制となっています。

参加無料ですので、お気軽にご参加ください。

なお、今回のプログラムは小学校、中学校、高校、大学といった初等教育から高等教育を対象として議論を行います。

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■プログラム
１. プロジェクト発表

美大生やデザイナー、アートやデザインを学んだ彼らが作る、新しい学びがテーマの2023年度の4つのプロジェクトを共有します。

◯ 4つのプロジェクト

1.「学びのデザインプロジェクト」

発表者：中尾優海（武蔵野美術大学造形構想学部クリエイティブイノベーション学科）、安井悠起 （武蔵野美術大学造形構想学部クリエイティブイノベーション学科）、秋吉慈人（武蔵野美術大学造形構想学部クリエイティブイノベーション学科）

2.「創造的な学び研究プロジェクト」

発表者：伊勢壮太（武蔵野美術大学大学院造形構想専攻クリエイティブリーダーシップコース）

3.「高校生向けデザイン思考教育プロジェクト」

発表者：田中千尋（武蔵野美術大学造形構想学部クリエイティブイノベーション学科）、杉原誠（山崎学園 富士見中学校高等学校 美術科教員）

4.「小学生へのサービスデザイン教育プロジェクト」

発表者：荒尾彩子（株式会社コンセント/クリエイティブディレクター）

2. パネルディスカッション

① ふりかえりのパネルディスカッション

各プロジェクトの発表を受け、ネクストステップへの論点を洗い出すパネルディスカッションを行います。

パネリスト

・小川悠（武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所客員研究員、i.club主宰）

・山内佑輔（新渡戸文化学園 VIVISTOP NITOBEプロジェクトデザイナー、東京造形大学非常勤講師）

モデレーター
・長谷川敦士（武蔵野美術大学造形構想学部クリエイティブイノベーション学科主任教授、株式会社コンセント/代表取締役）

② これからのパネルディスカッション

武蔵野美術大学が取り組む「価値創造人材育成プログラム」（VCP）や戦略的イノベーション創造プログラム（SIP） のこれからについて、デザインやアートの分野で活躍する講師陣によるパネルディスカッションを行います。

パネリスト

・萩原幸也（武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所客員研究員、武蔵野美術大学校友会会長、株式会社リクルート/クリエイティブディレクター）

・石川卓磨（武蔵野美術大学造形構想学部クリエイティブイノベーション学科准教授）

モデレーター

・長谷川敦士

 

■こんな方におすすめ

・教育の実践者や研究者
・創造性教育へ関心を持っている方
・これからの社会デザインへ関心を持っている方

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