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2024.06.10

武蔵野美術大学×立命館大学 ”学術交流協定” 記念フォーラム企画 (第1回)【企業や地域の壁を突破するクリエイティブ人材とは? ~野武士クリエイターの台頭】

武蔵野美術大学は、未来型の美大を模索し”拓かれた美大”を社会実装するために 2019 年に 新学部(造形構想学部)/ 新大学院(造形構想研究科)を創設し、同時にソーシャルクリエ イティブ研究所(略称 RCSC)を併設して新たな研究・教育・コミュニティの拠点として市ヶ谷キャンパスをオープンしました。いわば美大として初めて長年培ってきた造形教育を 通じて育まれる「創造的思考力」に着目した新しいデザイン教育が学部クリエイティブイノベーション学科や大学院クリエイティブリーダーコースで展開されており、それを中核とした社会人向け履修プログラム(VCP)や様々な産官学プロジェクトが展開されています。

それらが完成年次を経て次なるステージに向かうに当たって、このたび2024年3月に武蔵野美術大学(ソーシャルクリエイティブ研究所)と立命館大学(デザイン科学研究所)が“学術交流に関する協定”を締結したことを周知するとともに、今後の共同研究のテーマ探索や新たな企 業や地域でのデザインマネジメントのあり方等について問題提起するキックオフ的な記念フォーラムを開催する運びとなりました。

その第1回目となる今回は、デザイン経営やデザイン思考が企業や地域に拡がりをみせて いる状況下で、デザインマネジメントに関わる潜在的な本質的課題について多角的な専門 的視点により論議したいと思います。従来その課題は企業や地域という個別の括りで見られがちでしたが、そこに通底する基本的課題は共通視点で捉えることが可能なのではない でしょうか? また両者に求められる突破型の人材を仮に“野武士クリエイター”と呼ぶなら ば、その存在を発掘しながら仮説検証していくことも我々の重要な研究テーマのひとつだと考えています。本フォーラムではその事例紹介や議論を積み重ね、参加者の方々と革新的なデザイン人材教育の水脈を辿っていく”知的探索の場”となれば幸いです。

今後はこれを皮切りに東京と京都という両大学のホームグラウンドを行き来しながら、地 域文化特性に応じた「創造的思考力」にも着目した教育研究活動や多彩な産官学プロジェク トの企画推進に貢献したいと考えておりまずので、みなさまのご協力・ご支援をよろしくお願いいたします。

日程
2024 年 7 月 5 日(金)
会場
武蔵野美術大学 市ヶ谷キャンパス7F(コワーキングスペースMa)
定員
60名
お申し込み
Peatixよりお申し込みください
武蔵野美術大学×立命館大学 ”学術交流協定” 記念フォーラム企画 (第1回)
懇親会
市ヶ谷キャンパス1F MUJI カフェ
プログラム
<記念フォーラム>
17:30~17:35 開催挨拶
・若杉浩一(武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所 所長)

17:35~17:45 プログラム概要説明+登壇者紹介
・井口博美(武蔵野美術大学)

17:50~18:20 話題提供「企業デザインマネジメントにおける現状と深刻な問題」
・八重樫文、後藤智、磯邉美香(立命館大学)

18:20~18:40 企業事例紹介「インハウスデザインの役割の変化 ~日立製作所の例」
・丸山幸伸(武蔵野美術大学)

18:40~19:00 地域事例紹介「長浜プロジェクトの概要と野武士クリエイターの連携」
・岩嵜博諭、石井挙之、長﨑陸(武蔵野美術大学)

19:05~20:00 野武士クリエイターを交えた合同パネルディスカッション「企業&地域デザインにおける野武士クリエイターの役割とビジョン」
・モデレーター:石井挙之
・パネラー:若杉浩一、長﨑陸、八重樫文、 磯邉美香

<懇親会>
20:10~20:15 学術交流協定挨拶
・樺山祐和(武蔵野美術大学学長)

20:15~21:15 懇親会

21:15 閉会
・西崇弘