近年は、⽇本ではデザイン経営という⾔葉に代表されるように、企業における経営とデザイ ンの良い関係を構築する活動が推進されています。これは⼤企業だけでなく、中⼩企業やス タートアップの企業、⾏政であっても、デザインと⽂化が重要になっています。近年は多く の企業がパンデミックに代表される社会の変化に対応する、ビジョン、パーパスやデザイン ⽂化の⾒直しが必要となり、それを実際のサービス、プロダクト、ビジュアル、アプリ、イ ンテリアに落とし込むことが必要になってきています。

本講演は、40年以上にわたり、IBM、モービル オイル、ポラロイド、サムスン、GE、ビュ ーラーなど国際的な企業でのコーポレートデザインを実践してきたゴードン・ブルース⽒ のこれまでの活動をじっくりと聞くチャンスになります。彼は、「企業は成⻑の各段階でリ スクや特有の課題を乗り越えていきます、それにあわせたプログラムは、組織に合わせて調 整して、すべての利害関係者を巻き込んで企業デザインのビジョンを実現できます。」と語 っています。そして、彼は、企業のデザインポリシーと戦略から始まり、企業プログラムの 標準、製品、グラフィック、インテリア、展⽰デザインを実践してきた専⾨家です。また、 彼はIBMのコーポレートデザインを作ったエリオット・ノイズの本も出版しました。1956 年にIBM のCEO になったトーマス・ワトソン・ジュニアは、デザインを事業に取り⼊れ るために、ニューヨーク近代美術館のキュレーターだったエリオット・ノイズをスカウトし た。そして、エリオット・ノイズはIBMのデザインプログラムを作っていたのです、そん な話もしてくれるでしょう。

最後に、柴⽥栄喜⽒（⽇本IBMシニアデザインマネージャー）と井⼝博美⽒（武蔵野美術 ⼤学教授）もご参加いただき、「⽇本でのコーポレートデザイン」についてディスカッショ ンしたいと思います。どなたでも参加可能ですので、リアル会場とオンラインで開催します ので興味がある⽅はぜひご参加ください。

■講師プロフィール：ゴードン・ブルース（Gordon Bruse）

ゴードン・ブルースは 40 年以上の経験を持ち、企業のデザイン ポリシーと戦略 (IBM、 モービル オイル、ポラロイド、サムスン、GE、ビューラー) の計画、デザインの執筆など、 デザイン プロセスのあらゆる側⾯において豊富な実践経験を持っています。主要な企業プ ログラムの標準、製品、グラフィック、インテリア、および展⽰デザインの定義、問題のス テートメント、仕様、調査、コンセプト デザイン、ヒューマン ファクター / ⼈間⼯学、 アイデアの洗練、最終モデルの構築、図⾯、⽂書、仕様、およびさまざまな形式のフォロー 上。彼は、エンジニアリング、マーケティング、安全性、製造、多くの科学者や発明家、建 築家、グラフィック デザイナー、ヒューマン ファクター エンジニア、あらゆるレベルの 経営者と仕事をしてきました。さらに、彼はデザイン提案書の作成、進捗状況と経費の追跡、 ブルース⽒はキャリアの初期に、予算、プログラムの範囲、プロジェクトの規模、複雑さ が⼤きく異なるさまざまなプロジェクトに携わってきました。彼は、多くの⼿持ち式、テー ブル座り式、床置き式のオフィス製品 (書き取り機、⼩型および⼤型のコンピューター、コ ピー機) だけでなく、ガスポンプ、エンジン、ロボット、科学機器、その他多くの種類の機 器を設計してきました。⼤型航空機、⾼速輸送⾞両、交通駅の設計、ガソリンスタンドの設 計、展⽰デザイン、航空機デザイン、スキー場サインまで。

（http://gbrucedesign.com/en/bio/index.htm 翻訳資料です）