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2022.10.07

武蔵野美術大学×日本総研 共同シンポジウム「自律協生社会のデザイン」

 

株式会日本総合研究所と武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所は、主体的・自律的な個人が、力を合わせることで生まれる生き生きとした地域社会(自律協生社会)の実現に向けた共同研究を開始します。

本シンポジウムでは、共同研究のビジョンを発表するとともに、本共同研究の趣旨にご賛同いただいた、京都大学人と社会の未来研究院の広井良典教授と株式会社良品計画の金井政明代表取締役会長にもご参加いただきます。広井教授には人口減少・成熟社会の先の来るべき社会の姿を、金井会長には無印良品がなぜ地域の課題解決に注力しているのかを伺いつつ、自律協生社会の在り方を共に考えてゆきます。

【主体的・自律的に生きる社会の実現に向けた美術大学とシンクタンクの共同研究について】
日本からかつての活気が失われている要因として、少子高齢化をはじめ、グローバル化やデジタル化の急速な進展など、さまざまな課題が指摘されています。

それらの多くが先進国共通の課題であるにもかかわらず、日本だけ元気がないように見えるのは、日本社会が、自己を抑え、他律的に生きる人が多い社会であるからと私たちソーシャルクリエイティブ研究所と日本総研は考えています。自己を表現せず、組織の都合や世の中の正解に合わせて生きることを是とする社会では、人々の主体性・自律性は育ちません。主体性・自律性なく物事に臨んでも心は躍らず、心が躍らなければイノベーションも起きるはずはないのです。

人口が減るからこそ、個人が自己を表現し、主体的・自律的に生きて十全に能力を発揮できるような社会になることが必要です。主体的・自律的に生きる個人が自由を享受しつつ、他者や自然やテクノロジーと力を合わせて生きることで生まれる生き生きとした社会のことを「自律協生社会(Convivial Society)」と定義し、その実現を目指して私たちは本共同研究を行うこととしました。

創造的思考力や表現の力で社会課題を解決し、新たな人類価値を創出することを目的とするソーシャルクリエイティブ研究所や来るべき社会を構想し、社会課題の解決や企業・行政組織の変革を支援するシンクタンクである日本総研は、互いの知見と経験を出し合いながら本共同研究を推進します。また、本共同研究の過程自体を、学生や地域の人々の学びと成長につながる教育のプログラムとしていくことも検討します。

日時
2022年11月1日 (火) 15:00 - 17:00
場所
武蔵野美術大学 市ヶ谷キャンパス 5F(東京都新宿区市谷田町1-4)*オンライン同時配信
お申し込み(オンライン)
オンラインでのご参加には、人数制限はありません。
申込締切:10月31日(月)17:00
以下からお申し込みください。
オンライン参加のお申し込みはこちら
お申し込み(対面)
会場でのご参加には人数制限があるため、抽選制となります。
選結果はメールでご連絡します。
申込締切:10月19日(水)17:00
抽選結果通知:10月21日(金)
以下からお申し込みください。
会場参加のお申し込みはこちら
プログラム
|開会挨拶|長澤 忠徳(武蔵野美術大学学長)

|基調講演|「人口減少・成熟社会のデザイン~自律協生社会への期待~」
       広井良典(京都大学 人と社会の未来研究院 教授)

|パネルディスカッション|「自律協生のデザイン」 
 パネリスト
  金井 政明(株式会社良品計画代表取締役会長)
  若杉 浩一(武蔵野美術大学造形構想学部クリエイティブイノベーション学科教授/ソーシャルクリエイティブ研究所所長)
  井上 岳一(日本総研創発戦略センター エクスパート)
 モデレータ
  岩嵜 博論(武蔵野美術大学造形構想学部クリエイティブイノベーション学科教授)

|閉会挨拶|谷崎 勝教(株式会社日本総合研究所 代表取締役社長)